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勇者のチラシにおれはなる第4話

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4.おばあさんのビフォーアフター

登場人物

 

文/えむこ  絵/マジー  こざいく/まっきー

 

本文

 

「いい?オシャレはガマンなの!」

 

・・・

・・・

・・・

「そしてね、センスは、日々の絶え間ない努力で、初めて身に付くものなのよ!」

・・・

・・・

・・・

「ローマは一日にして成らずって言葉をご存知?チラシもそうなの。決して、とりあえずでは・・・・」

 

「うわ―――」

 

「とりあえず」という言葉を聞くのが恐怖となり、さっきから「いつ出るか、いつ出るか」と警戒していた可哀相ながんばるチラシは、ファーを巻いたチラシの言葉をさえぎって叫び、慌てて話題を変えました。

 

「あのさ、ぼく、さっきからすごく気になっていたことがあったから聞いてもいいかい?」

 

聞かれたぎっしりチラシくんも、同じように話題を変えたかったのか、「なんだい?」と慌てて答えます。

 

「君に書いてある写真なんだけどさ。」

 

そう、ぎっしりチラシくんは字だけでなく、2枚の写真が載っていたんです。

ぎっしり字が並んでいる中でその2枚の写真は異様に目立つのです。

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「あーこれだろ?すごいだろ?僕のお母さん!

僕のお母さんはすごいんだよ!

このビフォーアフター写真を見るとわかるようにお母さんの手にかかれば女の人は、すごーくすごーく別人のようにステキになるんだよ!!!

美活におススメなんだよ!」

ぎっしりチラシくんはとても誇らしげに胸を張って言いました。

 

「あら!確かにすごいけど、あなた、おばあさんを相手にしたいのね?

だったら美活って言葉はおかしいと思うわ?

若返り・・・つまりアンチエイジングって言葉がいいんじゃないかしら?」

 

すっかり元気を取り戻したファーを巻いたチラシが

「ワタシって素晴らしいわ」と言い出しかねないように誇らしげに言いました。

 

「おばあさんが相手じゃないよ!

お母さんは美活したい女性、ステキになりたい女性を応援したいと思っているんだから!」

ぎっしりチラシくんは一生懸命お母さんの名誉のために声を張り上げます。

 

「お母さんはたくさん資格を取って、一生懸命修行して、素晴らしい技術を持っているんだから!」

 

せっかくアドバイスをしたのに、食ってかかるようなぎっしりチラシくんの言葉にカチンときた、ファーを巻いたチラシちゃんは、とどめの言葉を言い放ちました。

 

「あーら、だったらおかしいじゃない?

こんなおばあさんの写真じゃなくて、もっと若い人の写真を使えばいいんじゃない?

こんな写真じゃ、若い人は見向きもしないと思うわ」

 

お・・・おばあさん・・・

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いやな雲行きになってきました。

ぎっしり字に覆われてよくわからないけれども、ぎっしりチラシくんはすごく傷ついた様子です。

 

元々人がどうだろうが、お節介なことは言わないタイプのがんばるチラシですが、ついついぎっしりチラシくんが可哀相になって、かばうように言いました。

 

「でもわからないじゃないか。もしかしたら、よく読んだらちゃんとそういう説明が書いてあって、若い女の子が興味をもつかもしれないし」

 

「そうなんだよ!

ちゃんとステキになりたい女性向だってことがわかるようにターゲットだって書いてあるんだよ。

ちゃんと読めばわかるのさ!」

 

その言葉を聞いたファーを巻いたチラシは、大きなため息をついて言いました。

 

「わかってらっしゃらないのね?

いい?この過酷なトーナメントは、そんな甘いものじゃないのよ。

3回戦まで勝ち進むには、それなりのノウハウが必要なのよ。」

 

続く・・・

 

■勇者になるための本日のミッション■

あなたのチラシに心を惹かれるはずのターゲットは誰ですか?

そしてその人は、どんな時に「欲しい!」と願いますか?

 

 

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えむこ(福山道子)

担当:文ヴェニオ物語
ビジネスプランの脚本家
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