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勇者のチラシにおれはなる第2話

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2.勇者のチラシに おれはなる!の扉を開く

登場人物

 

文/えむこ  絵/マジー  こざいく/まっきー

 

本文

 

とりあえずこれでいっか・・・

とりあえずこれでいっか・・・

とりあえずこれで・・・

とりあえず・・・

とり・・・

僕は「とりあえずチラシ」なのか――――!!!?

ェエェェエΣ(´д`ノ)ノェェエエエェ

出発早々「とりあえず、とりあえず・・・」という言葉が頭の中をぐるぐるして

ショックを隠し切れない、がんばるチラシ。

 

「お母さんはとりあえず腕試しで僕を送り込んだんだろうか?」

「うなされるように言っていた1秒勝負ってなんなんだろう?」

「よく聞き取れなかったけど、なんとかゲートって・・・」

「ここで負けたからと言って夢を諦めるつもりはなくなったんだろうか」

 

と色んなことがよぎりますが、

 

「いや!僕にできることを精いっぱいやればいいんだ」

と健気にも自分を奮い立たせるようにここに来たのです。

 

早めに着いた会場では、たくさんのチラシたちが集まっていました。

お母さんらしき人が付き添っているチラシもたくさんいました。

 

周りのチラシがどうにも華麗に見えるがんばるチラシです。

 

「いや、僕が目指しているのはああいうチラシではないんだ。いくらデザインがかっこよくても、都会派でも、そういうことじゃないはず。

僕はお母さんのところにお申込みが入るチラシなんだから!」

 

そうは言っても「とりあえずチラシ」ってことに、どうしても引け目を感じながらエントリー受付に並ぶがんばるチラシ。

周りの声が気になります。

 

「今日はマッキー&マジーはどこにいるのかしら?」

後ろに並んでいる人たちが話しているのが聞こえました。

 

「ああ、あの伝説のマッキー&マジーね。これだけ人が多いとわからないわね」

「今年こそはなんとか出場までにはマッキー&マジーのゼミに参加したいと思っていたのよ」

「あら、でもどんな人に参加資格があるのか、どうやったら参加できるのか全くなんでしょ?」

「そうらしいわよね。でもあの噂が本当だったら・・・」

「ええそうよね。受けた人はこのトーナメントの優勝だけでなく、ビジネスの考え方さえも変わってしまうという噂・・・」

「どこにいるのかしら?今まで受けたことのある人は『偶然出会って声を掛けられた』っていうだけなのよ。本当だと思う?」

 

マッキー&マジー?ゼミ?

ふ・・・どうせコンサルなんだろ?

 

お母さんが言ってた。

自分に合ったコンサルを見つけるなんて、神宮球場でホームランボールをGETするくらいの確率だって。

それまでにどれだけの労力とお金をかければいいんだよ・・・

僕には全く関係のない種類の人たちだ。

・・・でも・・・今日ここに来ている人たちは、みんなコンサルを頼んでいる人たちなんだろうか・・・?

 

お母さんもプロのデザイナーさんに頼めば、「とりあえず」なんてことは・・・

いやいや、そんな事考えなくてもいいんだ。

 

僕は僕で。。。一生懸命。。。

 

 

色んな人の色んな話を聞いていて疲れてしまったからか、

田舎から出てきてこんな人混みに来るのは初めてだからか、

 

ちょっとめまいを感じたがんばるチラシは、ちょっと人混みから離れるように歩いていきました。

 

すると・・・

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こんな看板が立ててありました。

 

 

「ふっダメな看板の典型だな・・・」

がんばるチラシくんはつぶやきます。

 

「まったく、こういうのが多いんだよな。

誰に向かって何をしているところなのか、全くわからないじゃないか」

 

ずっとお母さんの横でマーケティングの勉強を見守っていたがんばるチラシは、色んな看板やチラシや名刺を目にすると心の中で評価してしまう癖がついてしまっていたのです。

 

「これじゃお客さんは入ってこないんだよ。

お客さんがここを利用するとどうなるか?を想定させる必要もあるのにな。

大体、何の店かわからないなんて、ダメ中のダメ!」

 

 

・・・

・・・

それなのに・・・

がんばるチラシはどうしてもその店が気になってしょうがありません。

 

なんてキラキラしているんだろう。

なんてイキイキしているんだろう。

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そう、看板の脇に書いてあるこのイラストが、気になってしょうがないのです。

 

(勇者のチラシにおれはなる・・・ってなんだろう?)

 

ついつい近づいてみてみると、この看板の隅っこの方のイラスト・・・

 

さっきのキラキラに比べて・・・

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・・・なんか

・・・これはもう

・・・・・・・・

 

気になるじゃないか―――!

ちくしょ―――!!!

 

何にも書いてなさすぎて気になる!

こんな不親切で集客できそうにない看板なのに!

こんな「やる気のない」「ツッコミどころ満載」のところに入ったら、

負けのような気がする!

 

入るもんか、悔しい。

・・・

でも・・・

・・・

 

何度もドアの前に立ったり、背中を向けたりしながら、

 

誘惑に負けたがんばるチラシは、意を決してその扉を開けたのでした。

 

 

 

第3話に続く・・・

 

■勇者になるための本日のミッション■

お客さんが集まるきっかけってなんだと思いますか?

  1. わかりやすいメニュー
  2. 魅力や価値のある商品・サービス
  3. お客さんのメリット
  4. 何か説明できないけど、気になる何か

 

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えむこ(福山道子)

担当:文ヴェニオ物語
ビジネスプランの脚本家
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